44 子宮動脈塞栓術(UAE)体験記

2016年6月末に44歳9か月でUAEを受けました。自分の備忘録を兼ねつつ、この体験記が今後受ける方のお役に立てればいいなと思って書いてみることにしました。

揺れるオババ心

全摘なんて言われてショックも大。

しかも後で調べると私が行った大学病院の婦人科の紹介には、『婦人科領域においては開腹手術数が年間500例と都内でもトップクラスの取り扱い件数です。』って書いてあった!!!

開腹手術に重点を置いてる?!

とにかく自宅から通い易い大きい病院でMRI検査を受けることしか頭になかったけど、手術等も考慮して病院は選んだ方が良かったんだね、、、もう病院経験不足で知らなかったよ、そんなこと。

とりあえずその日は腹腔鏡で全摘した友達の家に向かったので、全摘診断の話をすると「私と一緒だねー。」とあっさりした感じの受け止め方だった。違いは開腹か腹腔鏡の術式の違い。私だってもし全摘するなら開腹が早いと言われてる腹腔鏡の方が良いよ。

彼女の場合は既に子供も2人もいるし、日常生活に支障をきたすほどであれば全摘した方が良いと医者にも薦められたらしい。更に子宮腺筋症って言われた気がするとのこと。「今は快適に生活できるから取っちゃって良かったよ」と明るいものだ。

 

うーーん、しかし、全摘かーーーーー。

私ももう44歳、子供は難しいと思うし、なくてもいいとは思うけど、、、ただ日常生活に支障をきたす訳でもないのに取っちゃって本当にいいんだろうか。

 

後日、会社ののんべBさんに話すとこれまた反応が全然違う。「え!?全摘!?それはキツイね、、、」と彼女も衝撃を受けている様子。

「しかも開腹なんて大変だよ、まだ腹腔鏡の方がいいんじゃない?」って。

、、、やっぱり、そうだよね、、、

 

筋腫による症状(出血過多・貧血など)に悩まされている人は本当に辛いようで、もう使わない臓器だから取って楽になりたいって気持ちの方が強いみたい。

でも私のように症状があまりない人は、全摘には結構抵抗がある。なんせ入院だってお初のことなのに、開腹で更に全摘となるとハードルは高く、そう簡単には受け入れられない。承知致しかねるよ、本当。今の状態で全摘すれば、恐らく後悔するよ、私。

 

、、、ってことで、またもやネットで調べまくる。腹腔鏡を重視している病院はどこか、もしも全摘したらどうなるのか。昔は図書館に行かないと調べものはできなかったのに、今や本当に便利な世の中になったもんだ。

調べているうちに「切らずに治す」というキーワードが出て来て、ここで初めて子宮動脈塞栓術(UAE)という方法を知る。しかも2014年から保険適応になっているようだ。子宮が温存できるなら悪くないかもしれない。

子宮筋腫は調べれば調べるほどに、出来る位置や大きさによって治療や手術方法が全然変わってくるっていう事が分かってきた。

子宮全摘して快適に生活している人もいれば、全摘により喪失感を味わっている人もいるようだ。千差万別だ。

更に参考にしたのは、こちらの開腹・腹腔鏡・UAEと全て経験された方のブログのこの記事。

26歳で筋腫発覚!10年間で5回手術、UAEも10回しちゃった!筋腫治療の経験談たくさんあります。皆さん一緒に頑張ろ~!:手術のダメージと痛みを数値化してみる。

色々と参考にさせて頂いたので、本当はコメントを残したかったけど、タイミングと気力を逃して残さずじまいとなり今に至ってしまった。申し訳ない。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

この記事を読んで、やはり開腹は痛いんだ!ってのとUAEは比較的痛みが少ないらしいってことも分かった。

全摘はいつでも出来るけど摘出したら戻せないし、まずはUAEの方向で病院を探していこうと決めた。